〈音楽する社会〉講座 2025 12月14日(日)開催
「歌は世につれ、世は歌につれ」と言われます。歌はどのように世につれるのでしょうか。世は歌につれることがあるのでしょうか。本講座では、音楽が時代・社会とともにとのように変わってきたのかを、懐かしい音楽を聴きながら、映像を見ながら、考えていきます。過去を振り返ることは未来を見通すことにつながります。
懐かしい歌は、それを聞いた時の自分や周りにいた人びとを思い出させてくれます。自分の人生を振り返るきっかけになります。本講座で流される歌の中には、あまりにも昔すぎて知らない、あるいは新しすぎてついていけないというものもあるかもしれません。しかし、だからこそ歌は世代を越えた話題になります。新しい歌との思わぬ出合いもあるかもしれません。
音楽する社会 講座 第三回
『紅白歌合戦』はどこへ行くのか
『紅白歌合戦』のルーツは、1945(昭和20)年大晦日にラジオで『紅白音楽試合』として放送された番組です。第1回『紅白歌合戦』は1951(昭和26)年の正月に放送されました。第4回からは大晦日に放送されるようになり、2026(令和7)年には第76回となります。『紅白』は時代とともに変化してきまた。
かつては、選手入場、選手宣誓、応援合戦など、まさに「歌合戦」の形でした。全盛期には70%台、80%台を誇っていた視聴率も1980年代に急落し、近年では歌合戦としての性格は弱まっています。
男女対抗という形自体も問題になっています。『紅白』の変遷をたどりながら、日本の流行音楽と大晦日の過ごし方の変化について考えていきます。
開催日:2025年 12月 14日(日)
開催時間:13:30 ~ 15:30
開催場所:かじかの湯@化石展示館
下伊那郡阿南町富草4923番地
※入場無料・予約不要
講師 小川博司 先生
1952年東京生まれ。関西大学社会学部名誉教授。専門はメディア文化研究、音楽社会学。
新野高原学生村に学生として入村したのがきっかけで、新野との縁ができ、新野に家を建て、盆踊りの音頭取りにもなった。現在は、西宮の自宅と新野とを行き来する生活をしている。主な著書に『音楽する社会』、『クイズ文化の社会学』(共編著)、『メディア時代の広告と音楽』(共著)など。
主催:〈音楽する社会〉講座実行委員会
お問い合せ:070-9204-1287(仲藤)
後援:阿南町公民館

